Investment Support Platform投資判断支援プラットフォームEDINET開示を、投資家の判断材料へ
半期報告書2026年10月9日提出古野電気株式会社

古野電気、上期の連結営業利益38.3%増—連結の舶用事業で新造船向け販売と保守サービスが伸長

古野電気の2026年3〜8月期は、連結の舶用事業で中国の新造船向け販売が増え、既存船の機器更新や保守サービスも堅調だった。産業用事業と無線LAN・ハンディターミナル事業も増収となった一方、連結の親会社株主に帰属する中間純利益は減少した。事業ごとの伸びと、税引前利益から純利益までの違いを確認する。

企業情報原本PDF

舶用の増収増益を支える新造船と保守サービス

当中間期の連結セグメントでは、舶用事業の売上高が67,794百万円(前年同期比13.0%増)、セグメント利益が12,212百万円(同28.3%増)となった。セグメント利益は営業利益ベースである。

会社によると、連結の舶用事業では、造船会社の高水準の手持ち工事量を受け、特に中国で新造船向け販売が継続して増加した。既存船の機器更新需要も高水準を維持し、保守サービス売上が増えた。一方、米州のプレジャーボート向け販売は前年同期を下回った。

産業用と無線LANも増収、製品ごとの強弱は残る

当中間期の連結セグメントでは、産業用事業の売上高が9,342百万円(前年同期比34.3%増)、セグメント利益が822百万円(同339.8%増)となった。

会社によると、連結の産業用事業では、時刻同期製品の海外向け販売やETC車載器等の販売が堅調に推移し、防衛装備品は高水準の受注残を背景に生産出来高が増加した。一方、中国市場でのコスト競争激化の影響により、生化学分析装置の販売は減少した。

当中間期の連結セグメントでは、無線LAN・ハンディターミナル事業の売上高が2,643百万円(前年同期比69.2%増)、セグメント利益が356百万円となった。

会社は、連結の無線LAN・ハンディターミナル事業について、主に文教市場向けの案件増加に伴い、無線LANアクセスポイントの販売が継続して増加したと説明している。

営業利益は増えたが、純利益は減少

2026年3〜8月期の連結売上高は79,917百万円(前年同期比16.4%増)、連結営業利益は12,866百万円(同38.3%増)、連結経常利益は13,781百万円(同35.5%増)となった。

連結の税金等調整前中間純利益は前年同期の10,260百万円から13,779百万円へ増えた。一方、連結の法人税等合計は35百万円から3,789百万円となり、親会社株主に帰属する中間純利益は10,190百万円から9,948百万円へ減少した。

前年同期の連結法人税等調整額は-1,744百万円で、税金費用を減らす方向に計上されていた。当中間期の連結法人税等調整額は158百万円だった。純利益の前年同期比較では、この税金費用の違いも押さえたい。

次に追うのは舶用の需要と利益の内訳

  • 連結の舶用事業で、新造船向け販売と既存船の機器更新・保守サービスは、それぞれどのように推移するか。
  • 連結の営業利益と税引前利益の伸び、法人税等の動きは、今後の親会社株主に帰属する純利益にどう表れるか。

今回の古野電気は、連結の舶用・産業用・無線LAN事業が増収となり、連結営業利益も増加した。純利益の減少だけで事業の動きを捉えず、販売・サービスの伸びと税金費用の違いを併せて読む必要がある。

原本の参照箇所を確認する
  • EDINET原本 PDF 1ページ
  • EDINET原本 PDF 4ページ
  • EDINET原本 PDF 12ページ

報告書の基本情報

本記事は投資助言・売買推奨ではありません。

重要な判断を行う場合は、必ずEDINET上の原本を確認してください。

本サイトはEDINETの公開情報をもとに本サイト運営者が加工・表示しています。金融庁、EDINET、各提出者とは無関係です。

古野電気株式会社を続けて調べる

今回の開示を確認した後は、会社全体の情報や、提出書類の一覧へ進めます。