鈴木、連結営業利益29.5%増 スマホ・半導体関連の部品需要が拡大
金型や電子機器・自動車向け部品を手がける鈴木は、2026年6月期に連結売上高が前期比21.4%増の40,445百万円となった。会社は、主に部品事業の増収が全体の売上を押し上げたと説明する。スマートフォン・半導体関連の需要増に加え、産業機器向けの回復も示された。
売上の拡大に伴い、営業利益も伸びる
2026年6月期の連結売上高は前期の33,322百万円から40,445百万円へ、連結営業利益は4,292百万円から5,559百万円へ増加した。
会社は、連結売上総利益が主に売上高の増加によって前期比23.6%増の8,557百万円となったと説明する。連結の販売費及び一般管理費は13.9%増の2,997百万円となり、その結果、連結営業利益は29.5%増となった。
増収の中心は電子機器・自動車向け部品
当期の連結の部品セグメントは、売上高が前期比24.5%増の31,905百万円、セグメント利益が25.5%増の5,901百万円となった。セグメント利益は営業利益ベースの数値だ。
会社は、連結の部品セグメントについて、電子機器向けでは主にスマートフォン関連部品と半導体関連部品の需要が増え、産業機器向けは回復基調となったと説明する。自動車電装部品も堅調に推移したことで、前期比で増収増益となったとしている。
当期は連結の金型・機械器具セグメントも増収増益となった。会社は、金型では電子機器向けと自動車電装向けの受注が堅調に推移し、機械器具では自動機器が堅調で医療器具の需要も増えたと説明する。
営業で得た資金と部品への設備投資
当期の連結営業キャッシュ・フローは前期比25.6%増の6,909百万円だった。連結の投資活動による資金支出は3,444百万円、財務活動による資金支出は2,623百万円となり、連結の現金及び現金同等物は期末に7,101百万円となった。
会社が挙げる当期の連結営業キャッシュ・フローの主な増加要因は、税金等調整前当期純利益、減価償却費、仕入債務の増加だ。一方、売上債権の増加と法人税等の支払いは資金の減少要因となった。
当期のグループの設備投資額は3,130百万円だった。このうち部品事業では、車載部品増産のための工場改修、生産設備の増設、プレス機・成型機の増設と更新、自動化に向けた設備の増設などに2,544百万円を投じた。
次に確かめたい部品需要の動き
グループの部品事業で、スマートフォン・半導体関連の需要と産業機器向けの回復は、次の開示でどのように変化するか。
今回の連結増収増益を読む軸は、売上拡大の中心となった部品事業にある。電子機器向けと自動車電装向けの需要の動きを追うことが、グループの業績を確かめる手がかりになる。
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