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半期報告書2026年9月14日提出株式会社ナイガイ

ナイガイ、連結売上高18.2%増でも連結営業赤字311百万円―仕入・販売費用が増加

レッグウェア・アンダーウェアなどを扱うナイガイは、2026年2~7月の連結売上高が7,071百万円となった。会社は量販店販路とEC事業の伸長が増収に寄与したと説明する。ただ、連結営業損失は前年同期の326百万円から311百万円への縮小にとどまった。販売の拡大が利益にどこまで結び付いたかを、コストと事業別の動きから読む。

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増収が利益に結び付きにくかった理由

当中間期の連結売上総利益は前年同期比7.9%増の2,302百万円だった。連結販管費は前年同期の2,459百万円から2,614百万円へ増加した。

会社は、連結売上総利益の伸びが増収に比べ限定的だった理由として、円安による海外製品の仕入コスト増と、チャンピオンなどのブランド商品拡大に伴う商標権使用料の増加を挙げる。連結販管費も、人材投資・定期昇給、ECの取扱高拡大に伴う販売手数料、直営店舗費用などで増加したと説明する。

連結経常損失は前年同期の295百万円から166百万円へ縮小した。連結損益計算書では、営業外収益の為替差益が前年同期の0百万円から106百万円となっている。親会社株主に帰属する中間純損失は、連結で前年同期の318百万円から201百万円へ縮小した。

連結のBtoBは赤字縮小、BtoCは赤字拡大

ナイガイグループは、法人向けのBtoB事業でレッグウェア・アンダーウェアの卸売り、ホームウェア、OEM、海外販売などを展開する。顧客接点を持つBtoC事業では、レッグウェア・アンダーウェアやバッグのEC販売、直営販売、百貨店販売などを手掛ける。

当中間期から連結の報告セグメントを「卸売り事業」「小売り事業」から「BtoB事業」「BtoC事業」へ変更した。以下の前年同期比較は、変更後の区分に組み替えた数値による。

  • 連結セグメントのBtoB事業は、売上高が前年同期比17.9%増の4,989百万円、営業損失が221百万円だった。前年同期の営業損失268百万円から赤字が縮小した。
  • 連結セグメントのBtoC事業は、売上高が前年同期比19.0%増の2,082百万円、営業損失が90百万円だった。前年同期の営業損失57百万円から赤字が拡大した。

会社によると、連結セグメントのBtoB事業では量販店向けの「チャンピオン」「サンリオ」「ちいかわ」などの販売が好調だった。連結セグメントのBtoC事業に含まれるレッグウェア・アンダーウェアのECは、「NAIGAI TRAIL」などのEC向け商品やSNS集客施策の効果で、売上・利益ともに計画を上回ったという。ECの計画超過と、BtoC事業全体の前年同期比での赤字拡大は、対象範囲も比較軸も異なる

次の開示では、グループの販売拡大に対して仕入コスト・商標権使用料・販管費がどう動き、連結営業損益がどう変化するかを確かめたい。

連結営業CFの流出と資金面の判断

連結営業CFは733百万円の資金流出となり、前年同期の145百万円の流出から拡大した。

当中間期の連結営業CFは733百万円の資金流出だった。連結CF計算上、棚卸資産の増加360百万円と仕入債務の減少296百万円が資金の減少項目となり、売上債権の減少161百万円が増加項目となった。

連結財務CFは、短期借入金の増加700百万円などにより650百万円の資金流入だった。中間期末の連結現金及び現金同等物は2,866百万円で、前期末から98百万円減少した。

会社は、グループの営業損失と継続する営業CFのマイナスを踏まえ、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせる事象・状況が存在すると認識している。一方、金融機関からの融資継続を含め手元資金は十分確保できており、対応策も勘案して、現時点で重要な不確実性は認められないと判断している。グループの百貨店事業の収益構造改革、EC・量販店事業の収益拡大、在庫効率の改善、固定費の適正化に取り組む方針だ。

グループが掲げる在庫効率の改善はどこまで進み、連結営業CFと借入金、手元資金がどう変化するか。

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