コーセーアールイー、連結営業赤字が114百万円に拡大
マンションの引渡しが増えても、利益が増えたとは限らない。コーセーアールイーの2026年2〜7月期は、連結のファミリーマンション販売事業で引渡し戸数が前年同期を上回る一方、セグメント利益は52.1%減となった。連結の資産運用型マンション販売事業では赤字が縮小したが、連結の不動産賃貸管理事業は赤字に転じ、事業ごとに利益の動きが分かれた。
連結では減収、経常損益も赤字に
2026年2〜7月期の連結売上高は前年同期比4.2%減の2,807百万円だった。連結営業損失は前年同期の52百万円から114百万円へ拡大し、連結経常損益は26百万円の利益から23百万円の損失に転じた。
引渡しが増えた販売事業でも、利益の動きは異なる
- 当中間期の連結ファミリーマンション販売事業は、引渡し戸数が前年同期の41戸から42戸へ増えた。一方、同連結セグメントの売上高は前年同期比11.4%減の1,628百万円、セグメント利益は52.1%減の33百万円となった。戸数の増加と減収減益が同時に起きている。
- 当中間期の連結資産運用型マンション販売事業は、引渡し戸数が前年同期の37戸から43戸へ増えた。同連結セグメントの売上高は前年同期比14.8%増の804百万円となり、セグメント損失は前年同期の40百万円から9百万円へ縮小した。
連結賃貸管理の赤字には、新築倉庫の償却費が影響
当中間期の連結不動産賃貸管理事業は、管理戸数が前年同期の3,375戸から3,208戸へ減った。同連結セグメントの売上高は前年同期比17.6%減の147百万円、セグメント損益は前年同期の49百万円の利益から3百万円の損失に転じた。
会社は、連結不動産賃貸管理事業の管理戸数減少について、物件売却に伴う管理会社の変更などを理由に挙げた。また、同連結セグメントの損失は、前期末に完成した新築倉庫の減価償却費の増加による影響だと説明した。
開発が進む一方、連結営業活動では資金が流出
当中間期の連結営業キャッシュ・フローは2,902百万円の支出超過となり、前年同期の2,198百万円の支出超過から流出が拡大した。連結の現金及び現金同等物は、前連結会計年度末の4,672百万円から当中間期末の2,049百万円に減少した。
会社は、当中間期の連結営業キャッシュ・フローが支出超過となった主因として、プロジェクト開発の進捗に伴う棚卸資産の2,027百万円の増加と、仕入債務の690百万円の減少を挙げた。
次に見るのは、販売の採算とグループの資金の動き
- 連結ファミリーマンション販売事業で、引渡し戸数と売上高・セグメント利益の関係は次の開示でどう変わるか。
- グループの開発と販売が進むなかで、連結の棚卸資産、営業キャッシュ・フロー、現金及び現金同等物の残高はどう動くか。
今回の連結決算は、マンションの引渡し戸数の増加だけでは利益の変化を捉えられない内容だった。連結セグメントごとの採算と、開発に伴うグループの資金の動きを併せて追いたい。
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