新都ホールディングス、連結売上214.15%増 金属リサイクルの拡大と連結対象の変化
金属スクラップなどのリサイクル取引を手がける新都ホールディングスは、2026年2~7月期に連結営業黒字へ転換した。連結セグメントの金属リサイクル事業が大幅に伸びた一方、前年同期には含まれていなかった子会社の損益も加わっている。増収の大きさを読むには、事業の伸びと連結対象の変化を併せて捉える必要がある。
金属リサイクルの拡大を、連結対象の変化と併せて読む
同社グループは金属リサイクル、プラスチックリサイクル、不動産関連サービスなどを展開する。金属リサイクルでは鉄、アルミニウム、銅、ステンレスなどのスクラップを扱い、国内や中国・韓国・東南アジア諸国向けに出荷する。
会社は、当中間期に廃プラスチックと廃金属のリサイクル事業に関する貿易取引を軸として、グループの事業規模拡大に努めたと説明している。
連結セグメントの金属リサイクル事業は、売上高が前年同期比227.53%増の29,544百万円、セグメント利益が同344.82%増の625百万円となった。
連結セグメントの金属リサイクル事業に属する龍一商事は、2025年10~12月の損益から連結を開始した。栄新商事は2025年12月31日をみなし取得日とし、当連結会計年度から損益計算書を連結している。前年同期比の増収を、既存事業だけの成長と読み替えることはできない。
連結の親会社株主に帰属する中間純利益は48百万円
連結経常利益は394百万円となり、前年同期の61百万円の経常損失から黒字へ転換した。連結の親会社株主に帰属する中間純利益は48百万円で、前年同期は128百万円の純損失だった。
連結損益計算書では、税金等調整前中間純利益389百万円に対し、法人税等が209百万円となり、中間純利益は180百万円だった。このうち非支配株主に帰属する中間純利益が132百万円で、親会社株主に帰属する中間純利益は48百万円となる。
連結営業CFの改善は、仕入債務や在庫の動きも確認
連結営業キャッシュ・フローは、前年同期の514百万円の支出から605百万円の収入へ転じた。連結投資キャッシュ・フローは641百万円の支出、連結財務キャッシュ・フローは553百万円の収入だった。
連結キャッシュ・フロー計算書では、仕入債務の増加1,088百万円が営業資金の増加要因となった。一方、売上債権の増減額は-334百万円、棚卸資産の増減額は-576百万円で、いずれも資産の増加による資金の減少要因だった。連結の現金及び現金同等物は、前期末から517百万円増え、7月末に1,431百万円となった。
会社は、当中間期の連結投資キャッシュ・フローの支出について、有形固定資産の取得による715百万円の支出などが主な要因だと説明している。
次の開示で確かめたいこと
- 連結セグメントの金属リサイクル事業について、連結対象の変化と既存事業の動きをどこまで分けて把握できるか。
- グループの営業キャッシュ・フローは、売上債権・在庫・仕入債務の動きとともにどう変化するか。
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今回の開示を確認した後は、会社全体の情報や、提出書類の一覧へ進めます。