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半期報告書2026年11月5日提出株式会社デンソー

デンソー、増収でも連結営業利益19.5%減 北米・欧州・アジアで異なる減益要因

デンソーの2026年4月~9月期は、連結売上の拡大が営業増益につながらなかった。同社によると、車両販売の増加や電動化・安全製品の装着拡大が連結増収を支えた一方、連結営業利益には部材費等の高騰、開発投入の強化、前年の一過性要因が響いた。地域別に見ると、前年の利益を押し上げた要因の消失と、当期の費用・操業面の負担が混在している。

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増収でも連結営業減益となった背景

2026年4月~9月期の連結売上は前年同期比7.0%増の3,843,550百万円、連結営業利益は19.5%減の170,147百万円となった。

同社は連結増収の背景に、車両販売の増加と電動化・安全製品の装着拡大を挙げる。連結営業利益については、操業度差益、円安、合理化努力があったものの、部材費等の高騰、将来に向けた開発投入の強化、前年の一過性要因により減益となったと説明している。

地域別に分けると、減益の理由が見える

連結セグメントの営業損益では、日本の営業利益が前年同期の31,562百万円から49,029百万円へ増加した。一方、欧州は前年同期の8,644百万円の営業利益から営業損失へ転じ、当期の営業損益は△1,435百万円となった。

  • 連結セグメントの日本について、同社は部材費高騰があったものの、円安、操業度差益、合理化努力等で営業増益となったと説明している。北米の営業減益については、合理化努力があったものの、前年に計上した一過性の費用回収の影響がなくなったことを理由に挙げる。
  • 連結セグメントの欧州について、同社は部材費の高騰と品質費用の発生により営業損失となったと説明している。アジアは車両販売が減少する中、円安により増収となったが、営業利益は合理化努力があったものの操業度差損により減少したとしている。

連結営業キャッシュ・フローは増加

連結営業キャッシュ・フローは前年同期の193,243百万円から335,857百万円へ増加した。

同社は連結営業キャッシュ・フローの増加について、売上債権と仕入債務の増減額が前年同期に比べて資金の増加側へ動いたこと等によるものと説明している。

次に確かめたい地域別の利益要因

次の開示では、連結セグメントの北米における前年の費用回収の影響と、欧州の費用負担、アジアの操業度の影響はそれぞれどう変わるか。

今回のデンソーは、連結売上が伸びても営業利益は減少した。北米の前年の一過性要因と、欧州・アジアの当期の負担を分けて見ることが、連結業績の変化を理解する手掛かりとなる。

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