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有価証券報告書2026年10月21日提出ビジョナル株式会社

ビジョナル、連結営業利益14.6%増 BizReachがけん引、HRMOSの管理部門経費配賦前の営業損失縮小

ビジョナルの2026年7月期は、連結売上高が前期比23.9%増の99,300百万円、連結営業利益が同14.6%増の24,563百万円となった。会社は、企業の求人意欲の継続を背景にBizReach事業がグループの業績をけん引したと説明する。採用や人材管理を支援するHRMOS事業も売上を伸ばし、管理部門経費を配賦する前の営業損失を縮めた。

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BizReachの利用拡大が業績をけん引

BizReachは、採用企業や人材紹介会社が求職者に直接スカウトを送れるサービスだ。HRMOSは、採用から入社後までの人材情報を一元化するサービスで、採用管理、勤怠、経費精算、労務・給与などを展開する。

2026年7月期の連結グループのBizReach事業は、売上高が前期比16.8%増の80,126百万円、管理部門経費配賦前の営業利益が同16.5%増の33,093百万円となった。この事業利益は、経理・法務・人事などの共通費用を事業に負担させる前の金額だ。

BizReachの年次利用中企業数は、前期の18,800社以上から当期は23,100社以上へ増えた。これは会計期間中に1日以上利用した直接採用企業の数だ。スカウト可能会員数も、前期末の307万人以上から当期末は353万人以上へ増えた。

会社は、グループのBizReach事業でプロフェッショナル人材の採用需要が堅調に推移し、積極的な広告宣伝活動の結果、利用企業数が増えたと説明する。スカウト可能会員数の増加も同事業の売上の伸長に寄与したとしている。

会社によると、2026年7月期の連結販売費及び一般管理費は前期比24.4%増の63,995百万円となった。人員拡大に伴う人件費等やBizReachの広告宣伝費が増えたものの、連結売上総利益の増加がこれを上回り、連結営業利益は増益となった。

HRMOSは管理部門経費配賦前の営業損失縮小、顧客数の比較には条件がある

2026年7月期の連結グループのHRMOS事業は、売上高が前期比78.2%増の9,289百万円となった。管理部門経費配賦前の営業損失は、前期の769百万円から485百万円へ縮小した。

会社は、グループのHRMOS事業で製品投資と営業・広告宣伝活動を続けていると説明する。連結子会社ビズリーチは2025年10月1日にThinkingsの全株式を取得し、同社の採用管理サービスsonar ATSとHRMOSの事業連携を開始した。

HRMOSの当期末の利用中企業数は10,699社で、公表された前年同期末比は341.9%増だ。ただし、当期は全てのHRMOS関連サービスを含み、前年はHRMOS採用、HRMOSタレントマネジメント、社内版ビズリーチ by HRMOSの合算である。集計対象が異なるため、この増加率を同じサービス範囲での顧客増加率とは読めない。

一方、2026年7月期の連結セグメントであるIncubationは、売上高が前期比74.9%増の5,488百万円となったが、セグメント損失は前期の1,691百万円から2,434百万円へ拡大した。新規事業群では、売上の拡大と損失の拡大が同時に起きている。

次は比較範囲をそろえて成長と損益を確かめる

グループのHRMOS事業では、同じサービス範囲での利用拡大と、管理部門経費配賦前の損益が今後どう推移するか。

ビジョナルの連結業績は、BizReachの成長がけん引した。HRMOSの損失縮小にも進展が見える一方、顧客指標の比較範囲と、管理部門経費配賦前という利益の定義を踏まえて読むことが重要だ。

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