バロックジャパンリミテッド、連結営業赤字904百万円へ拡大 国内販売減と商品評価損が重荷
衣料品等の企画販売を手がけるバロックジャパンリミテッドの2026年3〜8月期は、グループの国内事業でブランドの販売に明暗が分かれた。会社によると、AZUL BY MOUSSYは上期後半に客数が回復したものの、前半の売上減を補えず、ECの出荷遅延も国内販売に影響した。さらに商品評価損の拡大とコスト上昇が国内事業の売上総利益を押し下げた。
営業赤字に加え、減損損失も計上
連結経常損失は1,028百万円となった。連結ではさらに765百万円の減損損失を特別損失に計上し、親会社株主に帰属する中間純損益は前年同期の11百万円の利益から1,495百万円の損失に転じた。
国内は販売と利益の両面に課題
グループの国内事業売上高は前年同期の94.1%だった。販売経路別では店舗が94.9%、ECが89.4%で、いずれも前年同期を下回った。
会社はグループの国内事業について、RODEO CROWNS WIDE BOWLの既存店売上高が二桁成長を維持した一方、AZUL BY MOUSSYは上期後半の客数回復でも前半の売上減を補えていないと説明する。百貨店ブランドも高額ブランドを中心に低迷し、6月に導入した新システムの初期トラブルによるECの出荷遅延も、国内事業全体の売上減に影響したとしている。
会社によると、グループの国内事業では主力SCブランドの商品評価損拡大とサプライチェーン全体のコスト上昇によって売上総利益が前年同期を下回り、営業利益も減少した。米国事業は売上高が前年を上回ったものの、販売費及び一般管理費の上昇で減益となったという。
連結営業キャッシュ・フローも資金流出へ
2026年3〜8月期の連結営業キャッシュ・フローは△772百万円となり、前年同期(2025年3〜8月期)の242百万円の収入から資金流出に転じた。
連結の現金及び現金同等物は、2026年8月末に7,854百万円となり、前連結会計年度末から3,465百万円減少した。連結キャッシュ・フローでは投資活動で420百万円、財務活動で2,407百万円の支出もあった。
会社は連結の財務活動による資金流出の主因として、配当金の支払いと短期借入金の返済を挙げている。
次に確かめたい販売と利益の変化
- グループの国内事業で、AZUL BY MOUSSYの客数回復は売上にどう表れるか。ECの出荷遅延と販売の状況はどう変わるか。
- グループの国内事業で、商品評価損とサプライチェーンのコスト負担はどう変化するか。
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