TSIホールディングス、連結売上34.4%増 前期連結2社が期初から寄与、粗利益率は低下
「アヴィレックス」や「ナチュラルビューティーベーシック」などを展開するTSIホールディングス。2026年3〜8月は連結売上と営業利益が伸びたが、その中身には買収による事業構成の変化がある。さらに中間期後にはワールドとの経営統合契約を締結し、グループの枠組みも変わろうとしている。
増収を支えた買収と既存ブランド
2026年3〜8月の連結売上高は前年同期比34.4%増の88,905百万円、連結営業利益は55.5%増の995百万円となった。連結経常利益も44.7%増の1,929百万円だった。
会社は連結売上の大幅な伸びについて、前期に連結したデイトナ・インターナショナルとウォーターフロントが期初から貢献した影響が大きいと説明する。既存事業でもメンズブランドが好調を維持し、ウィメンズブランドには主力を中心に回復傾向が見られたとしている。
会社によると、グループのデイトナ・インターナショナルが展開する「フリークス ストア」は、40周年企画商品やメンズ商品を中心に売上が堅調だった。また、グループの自社ECサイト「mix.tokyo」は前年同期比で20%を超える増収となった。
粗利益率は低下、販管費率は改善
会社は、連結売上総利益率が前年同期比2.1ポイント低下したと説明する。売上から商品原価を引いた利益の割合であり、新規連結2社の率が事業構造上低いことに加え、既存事業の輸入ブランドで為替悪化の影響があったという。一方、売上に対する販売費及び一般管理費の割合である連結販管費率は2.2ポイント改善したとしている。
連結の親会社株主に帰属する中間純利益は前年同期比14.9%減の1,117百万円だった。連結税金等調整前中間純利益は前年同期の1,447百万円から2,074百万円に増えた一方、連結の法人税等合計は256百万円から956百万円に増加した。
ワールドとの統合はこれからの手続き
TSIホールディングスは2026年10月14日、ワールドとの経営統合契約を締結した。両社を完全子会社とする共同持株会社「インフィニティ・ユナイテッド」を、共同株式移転により2027年3月1日に設立する予定だ。今回の3〜8月の業績には、この統合の実績は含まれない。
報告書では、株式移転計画の承認を求める両社の臨時株主総会を2026年12月24日に予定する。統合日程は今後の協議等で変更される場合があり、実行には必要な関係当局の許認可等が得られることを前提としている。
次に確かめたいこと
- 連結売上の伸びを、買収した事業の寄与と既存ブランドの動きに分けて見るとどうか。連結売上総利益率と販管費率は、それぞれどう変わるか。
- ワールドとの統合に向けた株主総会の承認手続きや関係当局の許認可等は、どこまで進んだか。
原本の参照箇所を確認する
- EDINET原本 PDF 1ページ
- EDINET原本 PDF 4ページ
- EDINET原本 PDF 14ページ
- EDINET原本 PDF 24ページ
- EDINET原本 PDF 27ページ
報告書の基本情報
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