ABCマート、連結営業利益7.4%増 連結海外セグメントの利益は31.5%増
靴を中心に商品を販売するABCマートの2026年3〜8月期は、国内と海外の両セグメントで増益となった。連結セグメント利益の規模では国内が大きく、伸び率では海外が上回る。国内の既存店販売と、韓国・台湾の需要を分けて見ると、グループの成長の中身がつかめる。
連結増益の中身を国内と海外で見る
2026年3〜8月期の連結売上高は前年同期比6.4%増の202,298百万円、連結営業利益は同7.4%増の36,131百万円となった。
- 当中間期の連結国内セグメントの売上高は前年同期比4.8%増の146,342百万円、セグメント利益は同5.0%増の31,875百万円だった。
- 当中間期の連結海外セグメントの売上高は前年同期比10.8%増の58,692百万円、セグメント利益は同31.5%増の4,299百万円だった。
両連結セグメントの売上高にはセグメント間の内部取引を含む。セグメント利益は内部取引の消去を経て連結営業利益につながるため、地域別の数字をそのまま足した額とは異なる。
海外連結子会社はいずれも12月決算で、海外店舗数の基準日は2026年6月30日だ。国内と海外では店舗数を捉える時点も異なる。
販売の背景はインバウンド需要と円安
会社は、グループの国内店舗では円安の進行によりインバウンド売上が好調だったと説明する。グループの国内店舗の売上高は既存店で前年同期比4.5%増、全店で同4.8%増となった。店舗施策ではスポーツアパレルを拡充し、「ABC-MART GRAND STAGE」や「ABC-MART SPORTS」の出店を進めたとしている。
会社は、連結海外セグメントについて、韓国と台湾ではインバウンド需要が好調だったと説明する。また、前年同期に比べて各通貨に対して円安が進んだとし、主にレザーシューズを製造販売する米国の増収には円安を理由として挙げている。
韓国では店舗を譲り受け、販売網を拡大
韓国子会社ABC-MART KOREAは6月、イーランドワールドから靴小売店「FOLDER」を譲り受けた。グループに加わった16店舗は、当中間期の国内外の新規出店23店舗とは別に計上されている。
次に確かめたい販売と利益の動き
次の開示では、国内の既存店販売と連結海外セグメントの利益がどう推移し、需要や為替についてどのような説明が示されるか。
今回の連結増益は、利益規模の大きい国内と、増益率の高い海外の両方から捉えられる。国内の既存店販売、海外の需要と為替の説明を追うことが、グループの成長を見極める確認軸となる。
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今回の開示を確認した後は、会社全体の情報や、提出書類の一覧へ進めます。