テスホールディングス、蓄電所工事と売電収入が拡大 連結経常損益は黒字転換
設備を建設する事業と、発電所を運営して電気を売る事業。その両方でテスホールディングスの売上が伸びた。2026年6月期は蓄電システム案件の進捗やバイオマス発電所の稼働などを背景に、連結売上高が前期比39.6%増の51,217百万円となった。連結経常損益の黒字転換には、増収に加えて営業外費用の減少も寄与したと会社は説明している。
設備を建設し、電気を供給する事業
テスホールディングスグループは、エネルギー設備の設計・調達・施工を行うエンジニアリング事業と、再生可能エネルギー発電所の所有・運営・売電、設備保守、電気の小売供給などを行うエネルギーサプライ事業を展開する。
蓄電所工事と売電収入が増えた
連結セグメントのエンジニアリング事業は、売上高が前期比32.8%増の22,197百万円、セグメント利益が1,274百万円となった。売上高はセグメント間の内部売上を除く。
会社によると、連結セグメントのエンジニアリング事業では、省エネルギー系設備の工事売上が前期を下回った一方、受託型で蓄電システム案件が増加した。開発型でも静岡菊川蓄電所などの設計・調達・施工が進み、受託型・開発型ともに増収となった。
連結セグメントのエネルギーサプライ事業は、売上高が前期比45.4%増の29,019百万円、セグメント利益が同39.8%増の3,420百万円となった。売上高はセグメント間の内部売上を除く。
会社は、グループの売電収入が増えた背景に、佐賀伊万里バイオマス発電所の営業運転開始、前期に行った福岡みやこメガソーラー発電所の運営事業の連結子会社化、電力供給先の増加を挙げている。連結セグメントのエネルギーサプライ事業では、設備の修理・交換など不定期の保守業務や、市場価格に連動する電気小売メニューの供給量拡大も増収要因となった。
連結経常損益の黒字転換には費用減少も寄与
2026年6月期の連結売上高は前期比39.6%増の51,217百万円、連結営業利益は前期の2,548百万円から5,326百万円へ増加した。
連結経常損益は前期の641百万円の損失から3,834百万円の利益へ転じた。連結の親会社株主に帰属する当期純利益は、前期の204百万円から2,123百万円へ増加した。
会社は、連結営業利益が増えた主因を増収としている。また、連結経常損益の改善には営業外費用の減少も寄与したと説明する。前期にはデリバティブ評価損1,828百万円と持分法による投資損失444百万円を計上しており、当期の連結営業外費用は2,300百万円となった。
連結営業キャッシュ・フローは減少
連結営業キャッシュ・フローは5,099百万円の収入で、前期の7,806百万円の収入を下回った。連結投資キャッシュ・フローは7,311百万円の支出となった。
会社は、当期の連結営業キャッシュ・フローで資金を減らした主な項目として、売上債権の増加3,101百万円、前渡金の増加3,064百万円などを挙げている。連結投資キャッシュ・フローの主な支出は、有形固定資産の取得6,404百万円だった。
連結財務キャッシュ・フローは1,448百万円の支出となり、連結の現金及び現金同等物は期末に12,825百万円と、前期末から3,605百万円減少した。
次は事業別の伸びと資金の回収を確かめる
- 連結セグメントの工事売上と電力供給収入は、次期にそれぞれどう推移するか。
- グループの売上債権・前渡金の動きと設備投資は、次期の営業キャッシュ・フローと手元資金にどう表れるか。
今回の連結業績は、工事と電力供給の増収、営業外費用の減少が重なって改善した。次に見るべきは事業別の増収要因の変化と、利益の回復に対してグループの資金収支がどう動くかだ。
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- EDINET原本 PDF 7ページ
- EDINET原本 PDF 43ページ
- EDINET原本 PDF 44ページ
- EDINET原本 PDF 45ページ
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- EDINET原本 PDF 93ページ
- EDINET原本 PDF 139ページ
報告書の基本情報
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今回の開示を確認した後は、会社全体の情報や、提出書類の一覧へ進めます。