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有価証券報告書2026年9月24日提出株式会社三ツ知

三ツ知、連結営業利益163.5%増 タイが黒字、日本・米国は赤字縮小

自動車のシートやロックなどに使う部品を手がける三ツ知は、2026年6月期に連結売上高が前期比1.3%増となる中、連結営業利益を163.5%増の280百万円へ伸ばした。会社は原価低減活動の効果を説明する。ただし、連結セグメントで営業黒字だったのはタイだけで、日本・米国は赤字縮小、中国は赤字拡大と、地域ごとの収益には差がある。

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小幅な増収でも連結営業利益が拡大した理由

2026年6月期の連結売上高は前期比1.3%増の12,570百万円、連結営業利益は同163.5%増の280百万円となった。連結経常利益は同166.0%増の464百万円だった。

会社は、グループの経費削減によって連結売上原価率が前期の83.8%から当期は82.8%へ低下したと説明する。連結販売費及び一般管理費も、人件費や研究開発費の減少などで減少した。連結営業利益の増加については、売上総利益の増加と販売費及び一般管理費の減少を挙げている。

連結セグメントの利益は地域で差がある

  • 連結のタイセグメントは、当期の営業利益が前期比24.7%増の414百万円となった。
  • 連結の日本セグメントは、営業損失が前期の140百万円から当期は6百万円に縮小した。米国セグメントも、営業損失が前期の85百万円から当期は8百万円に縮小した。
  • 連結の中国セグメントは、営業損失が前期の33百万円から当期は60百万円へ拡大した。インドセグメントは当期に42百万円の営業損失を計上した。

会社は、連結セグメントのタイ・米国では顧客からの受注増加により増収となり、日本・中国では受注が減少したと説明する。タイの営業増益には経費削減を挙げる。インド子会社については、本格稼働に向けた準備段階と説明している。

連結最終損益は黒字転換、減損も計上

連結の親会社株主に帰属する当期純損益は、前期の117百万円の赤字から213百万円の黒字に転換した。当期は特別利益にリース契約変更益75百万円、特別損失に固定資産の減損損失167百万円を計上している。

会社は、連結の減損対象となった福岡県久留米市の金型製造関連施設と中国江蘇省の自動車部品製造関連施設について、営業活動から生じる損益がマイナスで、短期的な業績改善を見込めないと判断した。このため、資産の帳簿価額を回収可能な金額まで引き下げたと説明する。

次に確かめたい地域別の収益

連結のタイセグメントの利益と、日本・米国の赤字縮小は次の期にどう変化するか。中国の赤字や準備段階にあるインドの損益も合わせて確かめたい。

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