Sun Asterisk、2026年1~6月期の連結営業利益は前年同期の415百万円から1,004百万円に増加 ベトナム子会社で簿外取引も判明
デジタルプロダクトの開発や人材の発掘・育成を手がけるSun Asteriskの2026年1~6月期は、連結売上高が前年同期比25.8%増の8,881百万円となった。会社は主力サービスで既存顧客の受注が堅調だったと説明する。一方、連結子会社のベトナム法人では帳簿に記載すべき取引の未計上が確認され、今回の連結決算に反映された。事業の伸びと会計処理の影響をそれぞれ確認したい。
開発サービスの増収と連結利益の拡大
Sun Asteriskグループは、デジタル・クリエイティブスタジオ事業の単一セグメントで、顧客とデジタルプロダクトを作る開発サービス、人材を発掘・育成して顧客に送り出すサービス、デジタルコンテンツの製作やファンコミュニティシステムの開発・運営などを展開する。
2026年1~6月期の連結売上高は前年同期比25.8%増の8,881百万円、連結売上総利益は同38.1%増の4,424百万円となった。連結営業利益は前年同期の415百万円から1,004百万円に増えた。
当中間期の連結経常利益は前年同期比163.1%増の1,189百万円、連結の親会社株主に帰属する中間純利益は同128.0%増の792百万円となった。
サービスごとに異なる売上の動き
- 連結グループの「クリエイティブ&エンジニアリング」は、当中間期の売上高が前年同期比28.5%増の7,033百万円となった。期間中に取引した顧客の実数は227社、月額平均顧客売上は6,133千円だった。
- 連結グループの「タレントプラットフォーム」は、当中間期の売上高が前年同期比2.8%減の967百万円となった。
- 連結グループの「インキュベーションその他」は、当中間期の売上高が前年同期比49.0%増の881百万円となった。これらは単一セグメント内のサービス区分だ。
会社は、連結グループの「クリエイティブ&エンジニアリング」では既存顧客の受注が堅調に推移したと説明する。「インキュベーションその他」の増収には、2025年7月からグローバルギアを子会社化したことも影響したとしている。
連結グループの主力開発サービスで、取引顧客数と月額平均顧客売上は今後どう動くか。
簿外取引の計上額と、残る確認点
連結子会社Sun Asterisk Vietnam Co., Ltd.で会計帳簿に計上されていない現金が見つかり、外部の弁護士による調査・検証を行った結果、本来計上すべき取引などの不適切な会計処理が確認された。主に同社の産学連携に関連した支出と収入によるものだった。
この会計処理に関連し、当中間期末の連結決算で現預金24百万円を計上した。また、当中間期の連結決算では販売費及び一般管理費6百万円と営業外収益30百万円を計上し、営業外収益には過年度影響額22百万円を含む。
会社は、不適切な会計処理が過年度の連結財務諸表に与える影響は僅少だと判断し、過年度の連結財務諸表の訂正は行っていないと説明する。
ベトナム子会社の簿外取引について、原因や再発防止策が今後どのように説明されるか。
主力開発サービスが増収となり、連結営業利益も拡大した半期だった。同時に、ベトナム子会社の簿外取引が確認された。次の開示では主力サービスの顧客指標と、会計処理を巡る対応の説明を追いたい。
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