石井表記、連結営業利益24.9%増 基板向け受注増もグループの液晶装置販売はなし
石井表記の2026年2〜7月は、連結売上高が前年同期比8.3%増の8,092百万円、連結営業利益が同24.9%増の580百万円となった。グループの電子機器部品製造装置事業では、プリント基板向けの販売増と液晶向けの販売減が併存する。増益の中身を読むには、用途ごとの需要と販売状況を分けて見る必要がある。
装置事業は基板向けと液晶向けを分けて読む
当中間期の連結セグメント「電子機器部品製造装置」は、売上高が前年同期比3.8%増の2,316百万円、営業利益が同30.8%増の369百万円となった。
- 会社は、グループのプリント基板分野について、AI関連向けパッケージ基板の需要増加に伴い、関連設備の受注が増えていると説明する。当中間期の同分野の増収要因には、生産消耗品の販売増加と、高機能材料向けメッキ設備の売上計上などを挙げている。
- グループの液晶関連分野について、会社は、製造装置の新規需要を伴うほどの液晶パネルの需要回復には至っていないと説明する。顧客の工場稼働率が高まったことなどから生産消耗品の販売は増えたが、当中間期は液晶パネル製造装置の販売がなく、同分野の売上高は前年同期を下回ったとしている。
電子部品側も連結セグメントは増益、子会社には損失
当中間期の連結セグメント「ディスプレイ及び電子部品」は、売上高が前年同期比10.2%増の5,770百万円、営業利益が同15.9%増の211百万円となった。
連結セグメントのディスプレイ及び電子部品について、会社は、顧客の需要増加で産業用機械向け操作パネルの売上高が増えた一方、顧客の生産調整により自動車向け印刷製品の売上高は減ったと説明する。また、連結子会社JPN,INC.は、顧客の生産調整や材料価格上昇などの影響で減収減益となり、営業損失を計上したとしている。
当中間期の連結経常利益は前年同期比15.7%増の603百万円だった一方、連結の親会社株主に帰属する中間純利益は同2.2%減の450百万円となった。
連結営業CFは収入から支出へ
当中間期の連結営業キャッシュ・フローは246百万円の支出となり、前年同期の545百万円の収入から資金流出に転じた。
会社は、当中間期の連結営業キャッシュ・フローの主な資金減少要因として、棚卸資産の増加501百万円、法人税等の支払い178百万円、仕入債務の減少121百万円などを挙げている。
次に確かめるのは用途別の販売と資金の動き
- グループのプリント基板向け設備の受注増は今後の販売にどう表れるか。また、液晶向けに装置販売があるか。
- 連結の棚卸資産や仕入債務の動きと、営業キャッシュ・フローは次の開示でどう変化するか。
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