アピリッツ、3つの連結セグメントがすべて減収でも連結営業黒字へ 利益回復の中身に明暗
アピリッツの2026年2〜7月期は、連結売上高が前年同期比3.7%減の4,964百万円となった一方、連結営業利益は166百万円となり、前年同期の18百万円の損失から黒字へ転じた。3つの連結セグメントはいずれも減収だったが、Webソリューションと推しカルチャー&ゲームは増益、デジタル人材育成派遣は赤字となり、利益回復の中身は分かれた。
減収でも連結営業損益は黒字へ
2026年2〜7月期の連結売上高は前年同期比3.7%減の4,964百万円、連結営業利益は166百万円だった。前年同期は18百万円の連結営業損失だった。連結経常利益は156百万円、親会社株主に帰属する連結中間純利益は67百万円となり、いずれも前年同期の損失から黒字へ転じた。
3事業の利益回復には明暗
- 2026年2〜7月期の連結Webソリューションセグメントは、売上高が前年同期比3.5%減の1,945百万円、利益が同3.9%増の239百万円となった。
- 同期間の連結デジタル人材育成派遣セグメントは、売上高が前年同期比7.0%減の784百万円、損失が10百万円となった。前年同期の同連結セグメントは24百万円の利益だった。
- 同期間の連結推しカルチャー&ゲームセグメントは、売上高が前年同期比2.2%減の2,276百万円、利益が同98.2%増の259百万円となった。
会社は、連結Webソリューションセグメントで、前連結会計年度に収益を圧迫した大型不採算案件が第1四半期末に収束し、売上と収益構造の正常化が進んだと説明する。同連結セグメントでは、外注費の削減で原価の低下傾向も続いたとしている。
会社によると、連結デジタル人材育成派遣セグメントでは、前連結会計年度末に発生した大口プロジェクト終了に伴う待機人員の解消が段階的に進み、稼働人数は回復基調にある。一方、当中間連結会計期間の同セグメントは減収となり、利益から損失へ転じた。
会社は、連結推しカルチャー&ゲームセグメントで、外注費の軽減によるコスト構造の改善が寄与し、セグメント営業利益率が11.5%で安定的に推移したと説明する。
当中間連結会計期間から報告セグメントの区分が変更され、従来デジタル人材育成派遣に集約していた受託開発とラボ型開発はWebソリューションとして開示された。前中間連結会計期間の数値も変更後の区分で作成されている。
利益の次に、連結営業CFを見る
2026年2〜7月期の連結営業CFは329百万円の支出となり、前年同期の193百万円の支出から流出額が拡大した。会社は、連結の税金等調整前中間純利益156百万円などの資金増加要素がある一方、グループの売上債権・契約資産の増加214百万円、前払費用の増加120百万円、未払金の減少151百万円などがあったと説明している。
次に確かめる3つの軸
- 連結デジタル人材育成派遣セグメントの稼働回復が進み、売上と利益の回復につながるか。
- グループの売上債権・契約資産や前払費用、未払金の動きが落ち着き、連結営業CFの支出超過が縮小するか。
- フルバランスの業績が今後の連結売上と連結利益にどのように表れるか。
アピリッツは2026年7月にフルバランスの全株式を取得し、連結子会社とした。ただし、2026年6月30日をみなし取得日としたため、当中間連結会計期間は貸借対照表のみを連結し、フルバランスの業績は中間連結損益計算書に含まれていない。
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