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半期報告書2026年9月10日提出モイ株式会社

モイ、個別売上高3.8%減でも個別の実質売上総利益は8.3%増――ツイキャスの課金者減と収益構造の変化

ツイキャスを運営するモイの2026年2〜7月は、課金する人数と、配信者報酬・決済手数料を差し引いた収益が逆方向に動いた。個別ではポイント課金者数が減る一方、会社はアプリ決済比率の低下とメンバーシップの成長を実質売上総利益の増加要因に挙げる。ただし、個別営業利益は減益だった。どの段階の利益が増減したのかを分けて読む必要がある。

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課金者数は減り、課金ユーザー当たり課金額は増えた

モイはツイキャスを運営し、ライブ配信コミュニケーションプラットフォーム事業を展開する。個別の売上にはポイント販売、メンバーシップ販売手数料、ツイキャスプレミアのチケット・コンテンツ販売手数料などが含まれる。

  • 個別の月間平均ポイント課金ユーザー数は前年同期比15.7%減の57千人、課金ユーザー当たりの月間平均課金額は12.2%増の8,052円だった。
  • 2026年2〜7月の個別ポイント販売売上は前年同期比5.5%減の2,762百万円となった。個別メンバーシップ販売手数料売上は前年同期の272百万円から305百万円へ増えた。

会社は、個別のポイント課金ユーザー数が国内ライブ配信市場の競争環境変化の影響を強く受け、ポイント販売売上も連動して減ったと説明する。一方、個別の実質売上総利益については、ポイント販売のアプリ決済比率の低下に伴う収益構造の変化と、メンバーシップの成長継続が増加要因だったとしている。

個別の実質売上総利益は増えても、個別営業利益は減少

会社が示す個別の「実質売上総利益」は、売上高から配信者への報酬と決済代行業者への手数料を差し引いた金額だ。個別損益計算書の売上総利益とは定義が異なる

個別損益計算書の売上総利益は前年同期の1,688百万円から1,543百万円へ減り、個別の販売費及び一般管理費は1,542百万円から1,421百万円へ減った。個別営業利益は前年同期の146百万円から122百万円へ減少した。

個別の販管費の内訳では、支払手数料が前年同期の898百万円から695百万円へ減少し、広告宣伝費は45百万円から91百万円へ増加した。

個別経常利益は前年同期比0.1%増の181百万円、個別中間純利益は76.6%増の121百万円だった。個別損益計算書では受取手数料が前年同期の31百万円から53百万円へ増え、前年同期の特別損失だった取引協議費用75百万円は当期に計上されていない。

前年同期の個別取引協議費用は、ツイキャスの楽曲利用に伴う収入報告をめぐる音楽著作権管理団体との協議について、追加で発生する可能性のある費用として計上したものだ。

SBIとの資本業務提携も実施

モイは2026年5月19日にSBIホールディングスとの資本業務提携契約を締結し、6月30日に第三者割当で普通株式3,351,000株を割り当てた。個別の株式発行による収入は921百万円だった。

モイとSBIグループは、次世代クリエイター・アーティストの共同発掘・育成、有料配信やファンコミュニティを軸とした共同マーケティングなどで相乗効果を見込むとしている。

次は課金者数と個別の利益の動きを併せて読む

個別のポイント課金者数と課金ユーザー当たり課金額は、次の開示でそれぞれどう動くか。個別の実質売上総利益と営業利益の増減も併せて確かめたい。

今回の個別決算は、課金者数の減少と、会社が説明する収益構造の変化が同時に表れた。個別の実質売上総利益や中間純利益の増加だけで捉えず、個別営業利益の減少と各利益の定義・内訳を併せて読むことが重要だ。

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