NTT、連結売上8.7%増でも営業減益 グローバル・ソリューション事業の利益が半減近くに
NTTの2026年4〜9月期は、連結売上の拡大が営業増益につながらなかった。通信や金融サービスを含む総合ICT事業が増益となる一方、ITサービスやデータセンターなどを担うグローバル・ソリューション事業は大幅減益だった。連結営業キャッシュ・フローも大きく減ったが、会社は債権を使った資金調達の仕組みの変更を主因としており、利益の動きとは分けて読む必要がある。
連結売上は伸びたが、費用の伸びが上回った
2026年4〜9月期の連結売上は前年同期比8.7%増の7,362,154百万円だった。一方、連結営業費用は12.1%増の6,532,081百万円となり、連結営業利益は12.2%減の830,073百万円に縮小した。
グループの事業別に分かれた利益の動き
NTTグループのグローバル・ソリューション事業は、コンサルティング、ITソリューション、システム開発、データセンターなどを含む。総合ICT事業は携帯電話などの通信、金融サービスなどのスマートライフ、法人向け事業を含む。
当中間期の連結セグメント営業利益は、総合ICT事業が前年同期比1.5%増の482,052百万円、地域通信事業が0.4%増の188,247百万円だった。一方、グローバル・ソリューション事業は46.4%減の144,167百万円となった。セグメント別の数値にはセグメント間取引を含む。
会社は、連結セグメントのグローバル・ソリューション事業について、海外のデータセンター譲渡益の反動減があるものの、国内外の事業成長などで増収となったと説明している。一方、経費や人件費の増加などで営業費用が前年同期比18.2%増え、営業利益は減少したとしている。
連結営業CFの大幅減は、債権流動化の変更も読む
当中間期の連結営業CFは46,362百万円で、前年同期の977,750百万円から大きく減少した。営業CFは営業活動による現金の収支を示す。
会社は、連結営業CFが前年同期から減少した主因を、クレジット未収債権の流動化スキームの変更と説明している。また、グループの財務CFに含まれる借入債務の収支には、この変更による収入の増加も含まれるとしている。
NTTグループは当中間期、クレジット未収債権から現金を受け取る権利を第三者へ譲渡した。ただし、信用リスクの大半をグループが保持するため、債権を連結貸借対照表から外していない。譲渡に関連する入金は短期借入債務として計上している。
次に確かめたい利益と資金の動き
- 連結セグメントのグローバル・ソリューション事業で、営業収益と経費・人件費の伸びの差はどう変化するか。
- グループの債権流動化に伴う営業債権・借入債務と、連結営業CF・財務CFはそれぞれどう動くか。
原本の参照箇所を確認する
- EDINET原本 PDF 3ページ
- EDINET原本 PDF 4ページ
- EDINET原本 PDF 5ページ
- EDINET原本 PDF 6ページ
- EDINET原本 PDF 8ページ
- EDINET原本 PDF 16ページ
- EDINET原本 PDF 19ページ
- EDINET原本 PDF 25ページ
- EDINET原本 PDF 34ページ
報告書の基本情報
NTT株式会社を続けて調べる
今回の開示を確認した後は、会社全体の情報や、提出書類の一覧へ進めます。