八洲電機、連結営業利益48.8%増 公共・設備の利益がプラントに迫る
電機制御・電源・空調をコア技術とする八洲電機グループの2026年4〜9月期は、事業ごとの伸びに違いが表れた。連結セグメントの公共・設備事業は増収増益となり、会社はデータセンター向け特殊空調や社会インフラの設備更新などが好調だったと説明する。一方、プラント事業は減収減益だった。
連結営業利益は売上高を上回る伸び
2026年4〜9月期の連結売上高は前年同期比20.9%増の34,719百万円、連結営業利益は48.8%増の2,765百万円だった。連結経常利益も51.7%増の2,915百万円となった。
公共・設備と交通が増益、プラントは減益
2026年4〜9月期の連結セグメントの公共・設備事業は、売上高が前年同期比26.7%増の16,236百万円、営業利益が78.5%増の1,970百万円だった。
会社によると、連結セグメントの公共・設備事業では、空港・水道施設などの受変電設備更新工事や、データセンター向け特殊空調、大口空調機の納入が順調に進んだ。大型新築案件の空調衛生設備工事やデータセンター関連工事、都市再開発・データセンター案件向けの変圧器納入なども売上高の好調につながったとしている。
同期間の連結セグメントのプラント事業は、売上高が前年同期比1.4%減の12,262百万円、営業利益が6.3%減の2,031百万円だった。
会社は、連結セグメントのプラント事業のうち鉄鋼・非鉄分野について、設備更新は順調に進んだものの、前年同期に大型案件の引き渡しが集中した反動などで売上高が低調だったと説明する。一方、石油・化学・ガス分野では制御装置の更新などが好調に進み、産業分野では保守・メンテナンス需要を取り込んだとしている。
同期間の連結セグメントの交通事業は、売上高が前年同期比79.6%増の6,220百万円だった。営業利益は前年同期の1百万円から311百万円へ増えた。
会社によると、連結セグメントの交通事業では、新造車両や電気品更新に伴う車両改造、主回路装置・保安装置の更新、運行管理システムの改修、分岐器関連装置の更新工事などが順調に進み、売上高が好調だった。
各連結セグメントの利益は、本社管理部門の経費などを調整して連結営業利益に結び付ける。当中間期のセグメント利益の調整額は△1,547百万円だった。
次は各事業の案件進捗を確認
次の開示では、連結セグメントごとの案件の進捗と売上・利益がどう変わるかを確かめたい。
今回の連結決算では、公共・設備事業の利益がプラント事業に近づき、交通事業の利益も増えた。全体の増益に加え、事業ごとの案件進捗と利益の変化が読みどころだ。
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