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有価証券報告書2026年10月16日提出株式会社アイル

アイル、連結営業利益15.5%増 営業と開発の連携で収益力を磨く

アイルの2026年7月期は、連結売上高の伸びを営業利益の伸びが上回った。中堅・中小企業向けの基幹システムを主力とする同社グループは、大型案件の開発進捗や保守などの継続収入の積み上げを増収の背景に挙げる。利益面では、営業とシステムエンジニアを同じ組織に置き、見積もりから納品後のサポートまでを改善する取り組みが進んでいる。

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システム導入後も継続収入を得る

アイルグループは中堅・中小企業を主な顧客とし、基幹システムの構築・保守やネットショップの運営を支えるソフトなどを提供する。主力の「アラジンオフィス」は顧客の業種・業態に合わせて調整し、販売後も保守・運用サポートの月額会費を受け取る仕組みだ。

会社は連結増収の背景として、継続的な大型案件の受注と開発工程の安定した進捗、仕入品の値上げに伴う顧客向け価格改定、ストック売上高の積み上げを挙げる。一方、半導体不足によるハードウェアの納品遅延もあったとしている。

グループの複数ネットショップ一元管理ソフト「CROSS MALL」について、会社は新規顧客の獲得や中堅大手市場へのアプローチ強化に加え、サービス強化を背景とした月額利用料の値上げにより、契約単価が上昇し売上高が増えたと説明する。

増収とともに、案件の進め方を改善

2026年7月期の連結売上高は前期比8.3%増の20,889百万円、連結営業利益は同15.5%増の5,565百万円となった。連結売上高営業利益率は26.6%だった。

同期間の連結売上原価は前期比3.0%増の8,898百万円で、連結売上高の伸びを下回った。

会社によると、グループの営業とシステムエンジニアを同一組織に配置する体制は、見積時に顧客の要件を見極める精度やプロジェクト管理を高め、納品品質の向上による稼働後のサポート工数削減につながっている。連結売上原価についても、パッケージ機能の拡充や見積精度向上が奏功したと説明する。ただし、人件費や一部仕入品の値上がりは原価に影響し、販売費及び一般管理費でも人件費が上昇した。

次に追うのは案件の進捗と顧客・単価の動き

  • グループの大型案件の開発・納品はどう進み、連結売上高と採算にどう表れるか。
  • グループの「CROSS MALL」では、顧客獲得と契約単価がそれぞれどう推移するか。

アイルの2026年7月期は連結増収増益となり、営業と開発の連携による利益体質の強化も会社が説明した。次の開示では、案件の進捗と継続収入の積み上げが、コスト上昇のなかで連結業績にどう表れるかが確認軸となる。

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