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有価証券報告書2026年9月24日提出株式会社タウンズ

タウンズ、個別営業利益49.2%減 個別純利益を支えた工場補助金

抗原検査キットを製造・販売するタウンズの2026年6月期は、新型コロナの流行縮小が販売に響いた。個別営業利益がほぼ半減した一方、個別純利益の減少率は13.0%にとどまった。この差を読む鍵は、新工場に関連する補助金の特別利益計上にある。

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検査キット販売が減り、個別営業利益率も低下

タウンズは感染症の抗原検査キットメーカーで、国内を中心に海外にも製品を販売する。主力は特別な装置を必要とせず、患者のそばで迅速に診断できる抗原検査キットだ。

2026年6月期の個別売上高は前期比22.9%減の14,369百万円、個別営業利益は同49.2%減の4,200百万円となった。個別営業利益率は前期の44.4%から29.2%へ低下した。

会社は、個別業績について、新型コロナの流行規模が前期を大幅に下回ったことなどにより主要製品の売上高が減少し、売上高の減少が営業利益などの減益に影響したと説明する。

個別の製品別売上高では、新型コロナ単品検査キットが前期比28.7%減の3,460百万円、新型コロナとインフルエンザのコンボ検査キットが同30.2%減の5,529百万円となった。

個別純利益を支えた補助金には未収分もある

通期の個別経常利益は前期比51.9%減の3,952百万円だった。個別決算では国庫補助金4,363百万円を特別利益に計上し、個別純利益は同13.0%減の5,495百万円となった。

個別決算に計上した国庫補助金は、富士山三島工場の新設・稼働に伴う経済産業省や三島市の補助金等だ。このうち3,949百万円は期末の貸借対照表で未収入金に計上されており、利益計上額の全てが入金済みというわけではない。

第4四半期の個別業績回復をどう読むか

第4四半期だけを見ると、個別売上高は前年同期比263.3%増の3,705百万円となった。個別営業損益も前年同期の赤字から690百万円の黒字へ転じた。

会社は、第4四半期の個別業績について、前年同期に見られた市中在庫調整の影響が解消して売上高が大幅に増え、営業損益と経常損益が黒字になったと説明する。

  • 次の開示では、主要検査キットの個別売上高と個別営業利益率がどの水準で推移するか。

利益と併せて個別資金収支も確認

通期の個別営業CFは、前期の6,818百万円の収入から2,825百万円の支出へ転じた。個別の現金及び現金同等物の期末残高は、前期末から5,703百万円減少し3,563百万円となった。

会社は、個別営業CFの支出について、売上債権と消費税還付に伴う未収消費税等の増加、仕入債務の減少が主な要因だと説明する。

  • 未収の工場補助金や売上債権の回収は、次の期の個別資金収支にどう表れるか。
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