積水ハウス、連結営業利益16.0%増 物件売却と米国住宅販売に明暗
積水ハウスの2026年2~7月期は、連結売上高が前年同期を下回る一方、連結営業利益は増えた。連結の開発事業では営業利益が倍増し、連結の国際事業では大幅に減少した。都市型賃貸マンションの売却が進む一方、米国戸建住宅では顧客の様子見が続いており、事業ごとの利益の動きを分けて読む必要がある。
連結売上高は減少、連結営業利益は増加
2026年2~7月期の連結売上高は前年同期比2.5%減の1,965,644百万円、連結営業利益は同16.0%増の180,370百万円となった。連結の親会社株主に帰属する中間純利益は同23.1%増の125,053百万円だった。
当中間期の連結営業キャッシュ・フローは、前年同期の-12,964百万円(支出)から88,974百万円(収入)へプラスに転じた。
開発事業では物件売却と引渡しが進む
当中間期の連結セグメントの開発事業は、営業利益が前年同期の27,960百万円から59,865百万円へ増加した。前年同期比では114.1%増となった。
会社は、連結の開発事業のうち都市再開発事業について、積水ハウス・リート投資法人への「プライムメゾン用賀砧公園」など6物件の売却等が進んだと説明している。連結のマンション事業では「グラングリーン大阪 THE NORTH RESIDENCE」などの引渡しが計画通り進んだとしている。
当中間期の連結セグメントでは、賃貸住宅管理事業の営業利益も前年同期比12.7%増の41,745百万円、リフォーム事業の営業利益も同14.8%増の15,035百万円となった。
連結セグメントの比較には、区分変更と全社費用の配分方法の見直しを反映した前年同期値を用いている。今回の開示では、従来「その他」に含めていた連結子会社の一部を開発事業へ移している。
国際事業は住宅販売と売却計上を分けて読む
当中間期の連結セグメントの国際事業は、売上高が前年同期比20.8%減の486,353百万円となった。連結セグメントの国際事業の営業利益は、前年同期の15,234百万円から1,036百万円へ減少し、前年同期比93.2%減だった。
会社は、連結の国際事業に含まれる米国戸建住宅事業について、顧客の様子見姿勢が続き、販売と引渡し戸数が減少したことや、インセンティブ付与の影響もあって減益になったと説明している。米国賃貸住宅開発事業でも、前年同期の物件売却の反動があったとしている。
会社は、連結の国際事業に含まれる米国賃貸住宅開発事業で、「The Ayer」と「West」の住宅部分等の4物件について、2026年7月に引渡しを完了し、第3四半期に計上する予定だとしている。
次の開示では、連結の国際事業で米国戸建住宅の販売・引渡しとインセンティブの影響はどう変わり、第3四半期に計上予定の物件売却が業績にどう表れるか。
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