NATTY SWANKY HD、連結営業損益が黒字転換 連結営業CFはマイナスが続く
飲食事業を展開するNATTY SWANKYホールディングスの2026年2~7月は、連結売上高が前年同期比6.2%増え、連結営業損益が黒字に転じた。連結損益計算書では、売上総利益の増加と販売費及び一般管理費の減少が確認できる。ただし、連結の最終損益と営業活動による資金収支には赤字が残った。利益の回復と資金の動きを併せて読む必要がある。
売上総利益が増え、販管費は減少
2026年2~7月の連結売上高は3,915百万円となり、前年同期の3,687百万円から6.2%増加した。連結営業損益は前年同期の258百万円の損失から14百万円の利益へ、連結経常損益も261百万円の損失から11百万円の利益へ転じた。
連結損益計算書を前年同期と比べると、当中間期の売上総利益は2,514百万円から2,687百万円へ増え、販売費及び一般管理費は2,772百万円から2,673百万円へ減った。売上から原価を引いた利益が増え、販売・管理にかかる費用は減少している。
当中間期の連結税金等調整前中間純利益は18百万円だったが、連結の法人税等は50百万円を計上した。連結の親会社株主に帰属する中間純損失は31百万円となり、前年同期の422百万円から縮小したものの、最終損益は赤字だった。
新商品・季節メニューを展開、退店も実施
会社は、グループで「餃子屋のちび焼売」の販売を始め、コラボドリンクによる商品ラインアップの充実と新たな顧客層への訴求に取り組んだと説明している。また、「アイス生ビール」や季節限定メニューを展開し、夏季需要の取り込みと来店機会の創出に努めたとしている。
同社グループは飲食事業の単一セグメントである。当中間連結会計期間に直営店1店舗、フランチャイズ店3店舗が退店し、2026年7月末のグループ店舗数は直営97店舗、フランチャイズ32店舗となった。
営業活動の資金流出は続く
当中間期の連結営業キャッシュ・フローは24百万円のマイナスとなり、前年同期から資金流出が縮小した。連結営業損益は黒字に転じたが、営業活動で資金を生み出す状態には至っていない。
会社は当中間期の連結営業キャッシュ・フローについて、仕入債務の増加や非現金支出である減価償却費の計上があった一方、棚卸資産の増加57百万円、売上債権の増加34百万円が主な資金減少要因だったと説明している。
当中間期の連結投資キャッシュ・フローは6百万円のプラス、連結財務キャッシュ・フローは62百万円のプラスだった。2026年7月末の連結現金及び現金同等物は695百万円で、前連結会計年度末から44百万円増加した。
会社は当中間期の連結財務キャッシュ・フローについて、長期借入金の返済による160百万円の支出に対し、長期借入れによる200百万円の収入と、新株予約権の行使による株式発行で31百万円の収入があったことを主な要因に挙げている。
次に確かめたい利益と資金の動き
- 次の決算でも、連結の売上総利益と販管費の関係は営業黒字を保てる水準にあるか。
- 連結営業キャッシュ・フローの資金流出はどう変わるか。棚卸資産と売上債権の増減を確認したい。
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