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日曜15分、報告書を読む入門151

最初に開く場所を決める――EDINET・TDnet・企業IR

この回を終えると、知りたいことに合う入口を選び、このサイトからソフトバンクグループのEDINET原本を開いて、目的の数字を1つ探せる。入口を先に選ぶと、資料の多さに迷いにくい。

シーズン11 / 12

この回でいちばん伝えたいこと

知りたいことを先に決めれば、速報はTDnet、法定原本はEDINET、会社の説明は企業IRから探し始められる。

はじめて読む人へ

先に、この言葉だけ

EDINET
有価証券報告書など、正式に提出された書類の原本を読む場所。
TDnet
上場会社の決算発表や重要情報を確認する場所。
企業IR
決算説明資料や統合報告書など、会社が投資家向けに載せる資料の場所。
有価証券報告書(有報)
対象期間、財務諸表、注記、リスクなどを確認できる法定書類。
連結
数字の対象範囲を見分けるための表示。今回の原本では「連結経営指標等」と書かれている。
docID
今回の原本を見分ける文字列。対象書類のdocIDはS100YGH5となる。
知りたいことから最初の入口を選ぶ図。最新の決算や重要情報はTDnet、財務諸表・注記・リスクを含む法定原本はEDINET、決算説明や戦略の説明は企業IRから始める。必要に応じて3つを往復し、法定原本では書類名、対象期間、提出日を確かめる。
入口は優劣で選ばない。知りたいことを先に決め、TDnet・EDINET・企業IRから合う場所を選ぶ。 画像を押すと大きく表示できる。

この回を終えるとできること

知りたいことに合わせて確認の入口を選び、必要な原本を開ける。

  • 何を知りたいかを一言にしてから、最初の入口を選ぶ
  • 法定原本を確かめるときは、EDINETで書類名、対象期間、提出日を見る
  • 数字は、項目名、期間、単位、連結・個別の範囲を一緒に読む

まず、知りたいことを一言にする

3つの入口は競争相手ではない。次の表で最初の入口を決める。別の資料が必要になったら、そこから移る。

TDnet

上場会社の最新情報を追う入口

最新の決算発表や重要情報を知りたい

EDINET

正式に提出された法定原本を読む入口

財務諸表、注記、リスクなどを詳しく確かめたい

企業IR

会社の説明から理解を深める入口

事業の全体像や、会社が重視する点を知りたい

知りたいこと最初の入口次に確認する場所
最新決算が発表されたかTDnet企業IRの決算資料へ進む
財務諸表、注記、リスクを詳しく読みたいEDINET企業IRの説明資料へ進む
経営者が何を重視しているか企業IREDINET原本で数字と対象範囲を確かめる
戦略や非財務情報をまとめて知りたい企業IREDINET原本で数字と対象範囲を確かめる
企業買収などの重要事象を追いたいTDnet該当する場合はEDINETの臨時報告書などへ進む

実例で見る

SBGの第46期有報を、自分で開いて確かめる

有価証券報告書S100YGH5 / 証券コード 9984

今回は法定原本を探すので、入口はEDINETとなる。対象はソフトバンクグループ株式会社の有価証券報告書S100YGH5だ。SBGは同社の短い呼び名、有報は有価証券報告書の略となる。

  1. TDnet

    2026年3月期 決算短信

    その日の決算と業績見通しを確認する。

  2. 企業IR

    2026年3月期 決算説明会

    同日の説明資料と動画で、会社が重視した変化を確認する。

  3. EDINET

    有価証券報告書を提出

    対象期間、財務諸表、注記、リスクなどを法定原本で確認する。

  4. 企業IR

    ソフトバンクグループレポート2026

    戦略や非財務情報の説明を確認する。

このサイトからEDINET原本を開く4段階

会社と書類を照合してから原本を開く。表紙を確かめ、PDF内検索で目的の行へ移る。

  1. 1
    このサイトの企業検索

    「ソフトバンクグループ株式会社」を探す。証券コード9984、EDINETコードE02778を照合する。

  2. 2
    同社の提出一覧

    書類名が有価証券報告書、docIDがS100YGH5、提出日が2026年6月22日の行を選ぶ。

  3. 3
    EDINET原本PDFの表紙(1/315ページ)

    第46期、事業年度が2025年4月1日から2026年3月31日まで、提出日が2026年6月22日であることを確かめる。

  4. 4
    原本PDF内の検索

    「7,798,650」を検索し、3/315ページの「主要な経営指標等の推移」へ移る。

原本を開かないと解けない1問

原本で1問。数字の『名札』をそろえる

操作:原本で5分。PDFの表紙を開き、書類名、事業年度、提出日を確かめる。次にPDF内検索へ「7,798,650」と入力する。

問題:7,798,650は、どの期間の何の数字か。単位と、連結・個別のどちらかも答えよう。

ヒント:3/315ページの「主要な経営指標等の推移」を見る。「(1)連結経営指標等」の見出し、右端の期間、左端の項目名と単位を一緒に読む。

答えを確認する

7,798,650は、2025年4月1日から2026年3月31日までの連結売上高で、単位は百万円となる。

取り違えを防ぐ3つの確認

会社名とコードを照合するこの実例はソフトバンクグループ株式会社、証券コード9984、EDINETコードE02778となる。
表紙を飛ばさない書類名、事業年度、提出日を見て、開いた原本が目的の書類か確かめる。
数字だけを拾わない項目名、期間、単位、連結・個別の範囲をセットで読む。

別の会社でも使う確認順

  1. 知りたいことを一言にする。最新情報、法定原本、会社の説明のどれかを決める
  2. 最初の入口を選ぶ。TDnet、EDINET、企業IRのどこから始めるか決める
  3. 会社名とコードを照合する。似た名前の会社や別の書類との取り違えを防ぐ
  4. 書類名、対象期間、提出・公表日を確かめる
  5. 数字を見るときは、項目名、期間、単位、連結・個別の範囲をそろえる

この記事で確認した資料

まとめ

3つの入口は、知りたいことによって使い分ける。

法定原本を読むときは、EDINETで書類名、対象期間、提出日を先に確かめる。

別会社でも、目的、入口、会社、書類、数字の条件という順で確認できる。