不二電機工業、個別営業利益36.1%減 接続機器の販売増も材料費高騰が重荷
端子台やコネクタの販売増は、利益の増加につながらなかった。不二電機工業の2026年2〜7月の個別売上高は前年同期比3.3%増の1,972百万円となったが、会社は材料費高騰による製造原価の増加を減益の理由に挙げた。一方で個別営業CFは増えており、販売、採算、資金の動きを分けて読む必要がある。
接続機器の販売増と、材料費高騰による減益
不二電機工業は電気制御機器の製造加工・販売を手がける。製品分類には、スイッチなどの制御用開閉器、端子台やコネクタなどの接続機器、表示灯・表示器、電子応用機器がある。
2026年2〜7月の個別売上高は1,972百万円で前年同期比3.3%増、個別営業利益は86百万円で同36.1%減となった。
会社は、個別売上高が前年同期を上回ったものの、材料費高騰により製造原価が増加し、個別営業利益、個別経常利益、個別中間純利益が減少したと説明している。
同期間の個別経常利益は前年同期比22.0%減の124百万円、個別中間純利益は同19.0%減の92百万円となった。
- 2026年2〜7月の個別の製品分類別売上高では、接続機器が前年同期比8.3%増の919百万円、制御用開閉器が同3.6%減の541百万円となった。
- 同期間の個別の製品分類別売上高は、表示灯・表示器が前年同期比8.7%増の246百万円、電子応用機器が同3.1%増の264百万円となった。
会社は、個別の接続機器売上では主力の汎用端子台、サージアブソーバー端子台、コネクタの増加を挙げた。個別の制御用開閉器売上では、鉄道車両用スイッチが増えた一方、補助スイッチの減少により減収となったと説明している。
個別営業CFは増加、売上債権の減少も確認
2026年2〜7月の個別営業CFは775百万円の資金増加となり、前年同期の267百万円を上回った。
個別キャッシュ・フロー計算書上、売上債権の減少による資金のプラスは前年同期の126百万円から604百万円へ拡大した。一方、個別の棚卸資産の増減による資金への影響は前年同期の-89百万円から-155百万円となり、マイナス幅が拡大した。
会社は、個別営業CFの主なプラス要因に売上債権の減少、税引前中間純利益、減価償却費を挙げ、主なマイナス要因に棚卸資産の増加と法人税等の支払いを挙げている。
次に確かめる採算と資金の内訳
- 次の開示では、個別売上高と個別営業利益の増減にどのような差が生じ、材料費・製造原価について会社はどう説明するか。
- 次の個別営業CFでは、利益と売上債権・棚卸資産の増減が、それぞれ資金の動きにどう表れるか。
今回の個別業績の焦点は、接続機器などの販売増と、材料費高騰による減益が併存した点にある。個別営業CFの増加には売上債権の減少も関わっており、次の開示でも採算と資金の内訳を併せて確認したい。
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